大学生のためのCiNet研究ワークショップに行ってきました(今更)
概要
約1ヶ月前なんですが,大学生のためのCiNet研究ワークショップに行ってきました.
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
しーねっとって言う寿司屋さん行ってきた(嘘)
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
今更ですが,メモしてたのと,アウトプットとモチベ向上と来年以降気になってる人がいた時のために書き連ねようと思います.
CiNetとは脳情報通信融合研究センターの略で,日本で最先端の研究拠点の1つです.すごい.
とりあえずCiNet、7TのMRI1台、3TのMRI2台、1.5TのMRI、MEG2台あるとか強すぎかよ総務省やべぁ
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
7TのMRIと3TのMRIが2つとか合わせて4つあってしかもまた今度導入するとか言ってたし,MEGも2つあるとか本当総務省狂ってやがる(褒め言葉).どんどん科学技術にお金使っていこうな!
スケジュールや詳細はこちらです.
研究講演について
おもろい研究をしよう!
柳田敏雄センター長のお話.個人的に1,2を争うくらいおもろい話だった.ワクワクしながら話聞いてた.
やべぇ,話めっちゃおもろい
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
ヒトの体や脳ってゆらぎを用いてすごいことしてるんだよっていう話.まず,ヒトの脳の消費エネルギーが1Wって聞いてすごいってなった(平静時と思考時の差).昔のアルファ碁の消費エネルギーは20万Wだったらしく,理由としてはノイズ除去のために無駄なエネルギーを使ってしまうかららしい.
他にもミオシンがブラウン運動によって構造変化させていたりと,ゆらぎってすごいんだよって話してた.ゆらぎすごい.
次に少し話変わって,脳はAIと違って少量のデータセットで学習できるという話.5つくらいのデータセットでできるらしい.これは「ひらめき」が関係しているのではないかと注目したらしい.しゅごい.ひらめき,直感の例として,隠し絵を使った実験をしていた.それによると,隠し絵の探索時間は対数正規分布に従うらしい.これはつまり,ひらめきの反応が分子反応と等価であり,かつアレニウスの式と等価であるのではないかと言っていた.
そして,ひらめきには閾値があって,それが小さい人にはひらめきにくいのかもしれないと推測していた.
計算モデルによる社会行動の脳メカニズムの理解
これは春野雅彦先生が講演していた.個人差の神経メカニズムを解明,制御することを目的としているらしい.fMRIとBDIのスコアを用いて脳状態から鬱状態の推測,および1年後の鬱状態も予測できたらしい.結論としては,格差に対した海馬・扁桃体の活動パターンから1年後のBDIスコアは予測可能らしい.今までは利己的だと考えられる古い脳の皮質下領域を前頭前野によって抑えるとされてきたから,そういったアプローチが変わっていくのかもしれない.他にも社会的実験として,Twitterを使った実験もしていた(これに関するツイートが少しバズった).
研究によると、ツイートが多い人はネガティブな傾向にあり、リプライが多い人はポジティブな傾向にあるらしい。また、ツイートが多い人はIQが高い傾向にあるらしい。
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
そして、ツイートが多い人は脳活動から中毒症状があるらしいよ。
他にも様々な講演があったがしかし詳細は省く.
なお途中でこうなっていた.
おはなしがむずかしくて、あたまがいたくなってきちゃった
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
Q&Aコーナー
こんなものが挙げられていた.
- Q.CiNetってどうやって入るの? A.CiNetには入学できないが,大阪大学と連携している
- (質問内容忘れた)NICTのラボは小さいが,交流が盛ん
- (上に同じ)ドクターになるなら,ある分野で一番になってほしい(新分野開拓や既存の分野で勝ち抜く)
- (上に以下略)研究が好きでとにかく研究したいと強く思うならなんとかなる
- (確か卒業要件的な話)生命機能は英文の論文1本が好ましい(内容重視)
- (わからん)ラボによって異なる
- (確かCiNetでの論文投稿頻度の話?)研究員レベルだと1年で1本
- (わからんけどそれはそう)神経科学を全部は無理
- (すごい)CiNetだと講演会が多くて情報を集めやすい
- (すごい!)共同研究などで学べる環境
- (わからん)バーチャルリアリティを皮膚の下でやる→神経信号
- Q.今一番必要なものは? A.センシング技術がブレークスルーが必要
ポスターセッション
「経済的不公平に起因する脳活動パターンを用い、うつ病傾向の変化を予測する」と「脳活動を解読する」と「SNSの使い方と脳活動の関連性」のセッションを聞いていました.つい話し込んでしまうこともありましたが,その時進路相談やアドバイスをもらえ,すごくよかったです.それぞれの内容は省略.Neuroscience関連の論文を調べるときは,NCBIのPubMedやGoogle Scholerがおすすめらしい.
交流会
寿司と酒とオードブルとピザがあってマジ最高だったし,参加していた学生の方達と仲良くなれたし,研究員の方々と仲良くなれてすごくよかった.
とりあえずsakeとsushiを用意してるのマジ有能
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
まとめ
はぁ〜〜〜、色んな研究員の人と話せてめっちゃ楽しかったし、強い人もいたし、おもろい人もいたし、ワークショップマジで楽しかった
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
これ来年も行こかな(拙いやつ)
線形代数絶対やっとけって言われたしやる
— しゅういち🐈🌎 (@hideh_1231) 2018年3月13日
実験したい欲出てきたしサイエンスインカレ来年もやるならちょっとやってみよかな
脳温度のゆらぎとかミオシンのゆらぎとかめっちゃおもろそうやったし、そういうゆらぎならまだ楽しめる感ある
普段モチベが低くても,とてもテンション上がるので,脳研究に興味がある人はワークショップおすすめです!!